返済額を減らす住宅ローンの借り換え方法
返済額を減らす住宅ローンの借り換え方法について調べてみました。返済額を少しでも少なくすることが、借り換えによって住宅ローンの負担を軽くする方法です。しばらく共働きを続ける予定の人や、これから勤続年数に従って収入が確実に増加する見込みがある人などは、将来の安定収入を見越した住宅ローンの返済プランを立てることが可能です。
また、今後数年で子どもの教育が終わるなどで、将来的にローンの払いにお金を割ける人もいます。住宅ローンの借り換えによって、現時点の返済額を減らせるよう見直してみましょう。住宅ローンは組んだものの繰り上げ返済なとで短期間での完済が可能なほどの財力のある人や、財産分与などで今後まとまったお金を得る予定がある人、返済に不自由しない収益のある人は金利が上昇しても返済が滞る危険はありません。
固定金利タイプで10年型の低金利な住宅ローンが、そういった人に合う住宅ローンの借り換え先といえるでしょう。今後の金利の上昇や状況の変化に対応できるだけの潤沢な資金があるなら、現在の金利が最も低い形を選ぶ方がいいでしょう。借り入れ期間が10年程度で固定金利タイプの住宅ローンには、返済の残り期限が15年以上ある人ならば借り換えを検討した方がいいでしょう。
金利上昇の危険性を回避するには、より早く返済が済むタイプがおすすめです。ある程度貯蓄などがあり経済的に余裕のある人が住宅ローンを借り換えする場合もあるでしょう。今現在の負担額を減らすことの出来る金利が比較的低いものを選択すると良いのです。
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住宅ローン借り換えの手続きと諸費用
住宅ローンの借り換えの手続きや諸費用は、何から手をつけていいか迷う人もいるでしょう。まずはインターネットで様々な金融機関のホームページを見て、住宅ローン借り換えの手続きと諸費用について必要な情報を収集しましょう。借り換えキャンペーンなどで低金利の住宅ローンを探し、金利面や返済条件など自分に合うものを幾つか候補を出してみましょう。
住宅ローンの借り換え先候補を決めたら金融機関数社に足を運びましょう。最初から一つに決める必要はありません。この時に持っていくといいものは、源泉徴収票、登記簿謄本、売買契約書、現在の住宅ローンの償還票などです。借り換えの話もスムーズに進み、具体的な費用の話もその場で細々とした点まで確認できます。自分に最も合う住宅ローンを見つけるために、金融機関での話を十分比較検討します。
金融機関が決まったら住宅ローン借り換えの手続きの申し込みをします。住宅ローンの借り換え審査を受けるには、必要書類に署名し印鑑を押して金融機関に提出します。審査を無事通過したら借り換えの手続きを行います。借り換え前の金融機関で抵当権の抹消などの手続きを行い、新たに抵当権を設定します。そして、金銭消費賃貸契約書に署名をして諸費用を支払いましょう。
借り換えでは新しく住宅ローンを借りることになるので、始めに借りた時と同様に経費がかかりますので注意しましょう。主なものとして印紙税、保証料、事務手数料、登録免許税、司法書士報酬などの費用が発生します。ただし、借り換えキャンペーンとして手続きの保証料の値引きを行ったり便宜を図るとこもありますので、確認してみましょう。
住宅ローンの繰上げ返済について
住宅ローンの繰上げ返済とは、毎月のローン返済とは別に、臨時に住宅ローン残高の一部を返済する方法です。ローンの残高を一気に減らすことができるので、繰り上げ返済を有効に活用しましょう。返済予定より早く返済し予定額より少ない返済額でローンを終わらせてしまうことができます。返済期間を短縮できること、返済総額を低く抑えることができることが住宅ローン繰り上げ返済の強みです。
住宅ローンの繰上げ返済の際、注意しておきたいのは、手数料と住宅ローン控除についてです。繰り上げ返済の申し込みにかかる手数料は当然考慮に入れなければなりませんし、また、住宅ローン控除対象額が減って還付金が減る可能性もあります。各金融機関が取り扱う住宅ローン商品は、競争激化の中で多様化し期間限定商品などもあります。
繰上げ返済時の手数料についてもよく調べる必要があります。繰り上げ返済は、大まかに2つの方法が存在します。月々の返済額を増やし完済までの期間を短くする毎月返済額圧縮型と、返済から返済までの期間を当初予定より短くする期間短縮型です。住宅ローンの返済がより負担になる方が期間圧縮型ですが、こちらの方が利息の節約効果があるでしょう。
住宅ローンの返済が負担になってきた際には、毎月返済額圧縮型の住宅ローンの繰上げ返済を選ぶ方法があります。